ワンバイ材・ツーバイ材
ワンバイ材とツーバイ材は、DIYでよく使用される木材の規格です。ワンバイ材は厚さが19mm、ツーバイ材は厚さが38mmで、幅はそれぞれ1インチから12インチまであります。インチは約2.54cmですが、実際に販売されている木材はカンナなどで削られているので、サイズが少し小さくなっています。
ワンバイ材とツーバイ材は、元々北米の住宅建築で使われていた構造材で、安価で手に入りやすく、加工しやすいという特徴があります。しかし、反りやねじれがあったり、腐りやすかったりするので注意が必要です。
ワンバイ材とツーバイ材をDIYで使用する場合は、自分の作りたいものに合わせて適切なサイズと長さを選ぶことが大切です。また、塗装や金具などを使って仕上げることで、見た目や強度を向上させることができます。
ワンバイ材・ツーバイ材の種類
SPF材
SPF材とは、スプルース(トウヒ)、パイン(松)、ファー(モミ)の3種類の針葉樹から作られた木材の総称です。北米で主に生産され、日本では2×4工法の住宅建築やDIYに広く使われています。SPF材は軽くて丈夫で加工しやすいという特徴がありますが、反りや割れや節が多いという欠点もあります。そのため、購入する際には品質や状態をよく確認する必要があります。また、耐水性が低いので屋外で使う場合は防腐処理を施す必要があります。
ホワイトウッド
ホワイトウッドとは、北欧・スウェーデン産の木材で、白っぽい表面が特徴です。マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で、木が若いうちに製材するため節が小さいのがメリットです。柔らかく加工しやすく軽いですが、強度はあまりありません。耐水性に弱いので、屋外や半屋外での使用には不向きです。ワンバイ材やツーバイ材などの規格サイズでカットされて販売されており、DIYで家具や収納棚などを作るのに適しています。塗装すると木目が綺麗に引き立ちますが、日に当てると少し茶色っぽくなることもあります。
杉材
杉材は軽くて強く、耐久性や防腐性にも優れています。また、香りが良く、虫やカビにも強いという特徴があります。杉材は日本では主に北海道や東北地方で生産されており、国内の木材需要の約3割を占めています。杉材は自然な風合いが美しく、色合いや木目も豊富です。そのため、インテリアやデザインにも適しています。2x4の杉材は、無垢材とフィンガージョイントというたて継ぎ技術を用いたものがあります。無垢材は一本の木から切り出されたもので、自然な風合いがあります。フィンガージョイントは、短い木片を互いに組み合わせて長くしたもので、廃棄率が低くコストパフォーマンスが高いです。
桧材
桧材とは、ヒノキ科の樹木の総称で、日本では主にヒノキやサワラなどが該当します。桧材は、軽くて強度が高く、耐久性や防虫性、防腐性にも優れています。また、香りが良くてリラックス効果があると言われています。桧材は、色や木目が美しく、加工しやすいという特徴も持っているため、建築材や家具、工芸品などに広く利用されています。
レッドシダー
レッドシダーとは、北米産の針葉樹で、赤みがかった色と芳香が特徴の木材です。耐久性や防虫性に優れており、屋外用の家具や建築材料として広く利用されています。また、レッドシダーは湿度を調整する効果があるため、クローゼットやチェストなどにも適しています。レッドシダーの木目は美しく、塗装や着色をせずにそのまま使用することもできます。
アカシア
アカシアとは、木材の一種で、主に家具や建築材料として使われるものです。耐久性が高く、湿気や虫に強いという特徴があります。また、木目が美しく、色合いも豊富で、さまざまなインテリアに合わせやすいです。2x4のアカシアは、棚やテーブルなどの家具作りに適しています。
塗装材
塗装済みの2×4材は、木材の表面を保護し、耐久性や防水性を高めるとともに、色や質感を変えることができます。DIYでの用途が広く、壁面収納や棚、テーブルなどの家具作りに使われます。また、ラブリコやディアウォールなどの突っ張り棒と組み合わせることで、賃貸でも簡単に設置できるメリットがあります。ホワイトやブラックなどのシンプルな色から、ブルーやピンクなどのポップな色まで、さまざまなバリエーションがあります。
防腐注入材
防腐注入材は、木材の内部に防腐防蟻剤を加圧注入したもので、シロアリやキクイムシなどの害虫を寄せ付けない効果があります。防腐防蟻剤には酸化銅などが含まれており、緑色に見えるのが特徴です。防腐注入済みの2×4材は、耐久性が高く、エクステリア用ウッドデッキ材などに最適です。
ワンバイ材・ツーバイ材を選ぶ時の注意点
反りの少ない材を選ぶ
反りが少ないほどDIYしやすく、安定した物を作ることができます。反りが大きいと、水が溜まったり、隙間ができたりして、耐久性や見た目に影響します。 反りの見極め方は簡単です。ホームセンターなどで買うときには、床に置いてみて、四面全てが床に密着しているかどうかを確認します。密着していない場合は、反っているかねじれているか曲がっている可能性があります。
節抜けや死に節のない材、節の少ない材を選ぶ
反りが少ないほどDIYしやすく、安定した物を作ることができます。反りが大きいと、水が溜まったり、隙間ができたりして、耐久性や見た目に影響します。 反りの見極め方は簡単です。ホームセンターなどで買うときには、床に置いてみて、四面全てが床に密着しているかどうかを確認します。密着していない場合は、反っているかねじれているか曲がっている可能性があります。
ヤニが出てない材を選ぶ
ヤニとは、木材の細胞内に含まれる樹脂のことで、木材が乾燥するときに表面に出てきます。ヤニは木材の防腐効果や耐久性を高める役割がありますが、一方で、塗装や接着などの仕上げ工程に悪影響を及ぼします。ヤニが出ている2×4材は、塗料や接着剤がうまく定着しなかったり、ヤニが染み出して汚れたりする可能性があります。
ワンバイ材・ツーバイ材の規格サイズ
ワンバイ材の規格サイズ | ||
---|---|---|
規格 | 断面寸法 | 長さ |
1×1 | 19mm×19mm |
3ft(910mm) 6ft(1,820mm) 8ft(2,438mm) 10ft(3,050mm) 12ft(3,650mm) |
1×2 | 19mm×38mm | |
1×3 | 19mm×63mm | |
1×4 | 19mm×89mm | |
1×6 | 19mm×140mm | |
1×8 | 19mm×184mm | |
1×10 | 19mm×235mm | |
1×12 | 19mm×286mm |
ツーバイ材の規格サイズ | ||
---|---|---|
規格 | 断面寸法 | 長さ |
2×2 | 38mm×38mm |
3ft(910mm) 6ft(1,820mm) 8ft(2,438mm) 10ft(3,050mm) 12ft(3,650mm) |
2×3 | 38mm×63mm | |
2×4 | 38mm×89mm | |
2×6 | 38mm×140mm | |
2×8 | 38mm×184mm | |
2×10 | 38mm×235mm | |
2×12 | 38mm×286mm |
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