アームチェア
DIYで作るアームチェア(背もたれ付き肘掛け椅子)です。なるべく簡単に作れるように部材を少なく複雑な切り込みも行わない作りになっています。製作難易度を下げるためにビスはむき出しになっていますが、ダボ栓でビスを隠すと見た目がスッキリして美しい仕上がりになると思います。
アームチェアの全体図
木取り図・使用材料
アームチェアの作り方
まず、座面となる下地を製作します。指定された幅は534mmですが、これは背板を6枚並べたときの合計寸法です。実際の木材には多少の寸法の違いや反り、収縮があるかもしれませんので、1×4材から背板となる部材⑧を長さ380mmで6枚切断し、それらを並べて実測して下地の幅を確認します。 問題がなければ、2×4材から部材①を長さ534mmで2本、部材②を463mmで3本切断します。
次に、背もたれの下地を作成します。まず、2×4材から③を長さ400mmで切断します。このとき片側の切断角度は75度で切断します。次に、④を長さ458mmで切断します。座面の下地の幅が先の工程で変更されている場合は、背もたれの下地も同じ幅に変更して作成する必要があるため、④の長さも調整する必要があります。
次に脚を取り付けます。2×4材から脚になる部材⑤を長さ586mmで4本切断します。このとき切断角度は両端共80度で切断します。
切断が終ったら⑤を座板枠に取り付けます。前後に角度が付いた形状で位置合わせが少し難しいですが、前後左右にズレが無いように正確に組付けましょう。スリムビスは3.8×65と3.8×75の2種類を使います。
先の工程で取り付けた脚の上に肘掛けを取付ます。まず2×4材から部材⑥を長さ600mmで2本切断します。
次は座板を取付ます。設計図では⑦の寸法は1×4材で長さ534mmですが、座板枠の横幅寸法を変更している場合はそれに合わせて座板の切断寸法を調整します。切断後、座板は座板枠の手前側から並べてみて、納まりに問題無いことを確認した後、ビス止めして固定していきます。
最後に背板を取り付けます。最初の座板枠を作る工程で、寸法確認のために先に背板の⑧を切断しているので、それを背板枠に並べてビス止めします。背板の実測をして原寸合わせをしていない場合や、組立時に多少歪んでしまった場合は、肘掛けの間に背板が納まらない可能性があります。その場合は鉋やヤスリで背板の側面を削って幅を調整します。
上の画像は完成イメージです。興味がある人は下記のリンクよりPDFの設計図をダウンロードできます。
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