ドライバー

ドライバーの画像

ドライバーは、手動でネジを締めたり緩めたりするための工具です。さまざまな先端形状やグリップスタイルが存在し、例えば一般的なプラスやマイナスの他にも、六角やソケットなどの種類があります。また、グリップの形状も、普通形や貫通形、スタビー形やラチェット形などがあります。
手動のドライバーは電動のものよりも軽量でコンパクトであり、電源が不要なため、さまざまなシチュエーションで利用できます。さらに、ネジの締め付け力を調整できるという利点もあります。このため、家具の組み立てや電気工事など、多岐にわたるDIY作業に非常に便利なツールとなっています。

ドライバーの種類

ドライバー(スタンダードタイプ)

スタンダードタイプのドライバーは、シンプルな構造で、ハンドルを握って回すだけで使用できます。先端部は主にプラスやマイナスの形状があり、握り部には樹脂製、木製、ステンレス製などの材質が使われています。価格帯は、種類、サイズ、ブランドによって異なりますが、一般的には数百円から数千円程度です。 一部のドライバーは軸の形状が角形や六角形であり、これによってスパナやレンチと組み合わせて高いトルクをかけることが可能です。また、マグネットが付いているものもあり、これによってネジを落とすことなく作業が行えます。

貫通ドライバー

貫通ドライバーは、先端からグリップ部まで金属の軸が連続して貫通している特徴を持っています。この独特な構造により、ハンマーを使用して叩くことができるため、非常に頑固な固着したネジや錆びたネジの緩め作業に効果的です。 また、貫通ドライバーは、簡易的な打ち込み作業にも適しています。金属軸が貫通しているため、適度な打撃を加えることで、軽量な打ち込み作業にも使用することができます。

充電手回しドライバー

充電手回しドライバーとは、電動と手動の両方で使える便利な工具です。電動モードでは、ボタン操作や圧力センサーで回転させることができます。手動モードでは、シャフトロック機能で通常の手回しドライバーとして使えます。充電はUSBケーブルで行うことができます。ビット交換が簡単にできるので、様々な種類のネジに対応でき、LEDライトが付いたものは、暗い場所でも作業しやすいです。

絶縁ドライバー

絶縁ドライバーとは、感電防止とショート防止のために絶縁素材で覆われた電気作業用のドライバーです。交流1,000V以下/直流1,500V以下の電圧が加わる部品に使うことができます。IEC60900やEN60900などの国際規格や欧州規格に適合したものが安全性が高くおすすめです。

インパクトドライバー

インパクトドライバーは、ねじの締め付けや取り外しに便利な工具です。電源やエアー圧が不要で、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。また、錆びたり頭がつぶれたりしたねじにも効果的に対処できます。 インパクトドライバーの仕組みは、グリップ部後方の座金にハンマーなどで叩くことで、打撃力を回転力に変換するというものです。この回転力は、ビット先端に伝わり、ねじを締めたり緩めたりします。反時計回りや時計回りに切り替えることができるので、逆ネジにも対応できます。

ラチェット式ドライバー

ラチェット式ドライバーとは、ねじを締めたり緩めたりする際に、ハンドルを回す方向によってドライバーの先端が回転する仕組みのドライバーです。この仕組みにより、ねじの頭にドライバーを当てたままハンドルを左右に振るだけで作業ができるため、効率的で疲れにくいというメリットがあります。ラチェット式ドライバーは、一般的なプラスやマイナスのねじだけでなく、六角やトルクスなどの特殊なねじにも対応できるように、先端のビットを交換できるタイプが多くあります。また、ハンドルの中にビットを収納できるタイプや、ハンドルの長さを調節できるタイプなどが販売されています。

ソケットドライバー

ソケットドライバーとは、ボルトやナットを締めたり緩めたりするための工具の一種です。ソケットと呼ばれる六角形や十二角形の穴が開いた部品と、ドライバーと呼ばれる柄や軸が組み合わさったもので、ソケットのサイズや形状に合わせてボルトやナットに差し込んで回すことができます。

T型ドライバー

T型ドライバーとは、ドライバーの柄の部分がT字型になっている工具のことです。T型ドライバーは、一般的なドライバーよりも力を入れやすく、ねじを締めたり緩めたりするのに便利です。特に、狭い場所や角度のついた場所でねじを回すときには、T形ドライバーの方が作業しやすいというメリットがあります。

オフセットドライバー

オフセットドライバーとは、ドライバーの先端とハンドルが直角に曲がっている工具です。狭いスペースや奥まった場所でのネジの締め付けや緩め作業に便利です。オフセットドライバーには、プラスやマイナスなどの種類や、サイズや厚さなどの違いがあります。また、ラチェット機構や早回し機構などの機能を持つものもあります。

ビット差し替え式ドライバー

ビット差し替え式のドライバーとは、ハンドルにビットを差し込んで使うことができるドライバーのことです。ビットはプラスやマイナス、トルクスや六角など様々な形状があり、用途に応じて交換することができます。ビット差し替え式のドライバーのメリットは、一つのハンドルで多くのビスに対応できることや、ビットを電動ドライバーにも使えることです。

精密ドライバー

精密ドライバーとは、細かい部品や小さなネジを取り付けたり外したりするのに使われる工具です。精密ドライバーには、さまざまな形やサイズの先端があり、対応するネジの頭に合わせて選ぶ必要があります。精密ドライバーの特徴としては、軽くて持ちやすいこと、回転しやすいこと、先端が磨耗しにくいことなどが挙げられます。

検電ドライバー

検電ドライバーとは、電気が通っているかどうかを確認するための工具です。電気工事やメンテナンスなどで使用されます。検電ドライバーは、先端がマイナス形状のドライバーで、グリップ部に検電用の部品が内蔵されています。コンセントや配線などに差し込んで、グリップ部のネオン管やLEDが点灯することで、電気が流れていることを示します。

ドライバーの握り部形状

ボールグリップ

握り部が球状になっているドライバーです。手のひらにフィットして力を伝えやすく、角度を変えても回しやすいという特徴があります。また、手首に負担がかかりにくいので、長時間の作業にも向いています。

クッショングリップ

握り部がゴムや樹脂で覆われているドライバーです。滑りにくく、衝撃や振動を吸収してくれるという特徴があります。また、握り心地が柔らかく快適なので、繊細な作業にも向いています。

スタビーグリップ

スタビーグリップは、握り部が短くて太いドライバーです。小型で軽量なので、狭い場所や奥まった場所で使いやすいという特徴があります。また、力を入れやすく、回しやすさも抜群です。

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