ハンマー

ハンマーの画像

ハンマーはDIYに欠かせない道具の一つです。ハンマーを使えば、木材や金属などの素材を打ち付けたり、釘を打ち込んだり、形を変えたりすることができます。ハンマーにはさまざまな種類がありますが、基本的には頭部と柄部から構成されています。ハンマーを使うときは、頭部や柄部が緩んでいないか確認し、しっかりと握って振り下ろしましょう。また、打つ対象物や周囲に人や物がないか確認し、目や手などを保護するために作業用のメガネや手袋を着用しましょう。ハンマーを上手に使えば、DIYの幅が広がります。ぜひ挑戦してみてください。

ハンマーの種類

両口ハンマー

両口ハンマーの画像

両口玄翁(りょうぐちげんのう)とも呼ばれる頭部の両方が打撃面になっているハンマーです。打撃面の片方は平らで、もう片方は少し凸状になっています。この凸状の面は「木殺し面」と呼ばれ、釘を打つときに木材を傷めないようにするためのものです。両口玄翁は、主に釘や鑿(のみ)を打つときなどに使われます。柄の長さや重さは用途や好みによって選びますが、一般的には30cm以下のものが多く使われます。頭部の断面形状は楕円・四角形などがあり、八角形のものは側面も打撃面として使えるので、狭い場所や角度のついた場所でも効率よく作業ができます。

片口ハンマー

頭の一方が平らで、もう一方が尖った形をしたハンマーです。代表的な片口ハンマーは先切金槌(さっきりかなづち)です。頭部の平らな面で釘を打ち、細く尖った方は釘締めとして使用できます。他にも頭の片方が釘抜きとして使える「箱屋金槌」、屋根瓦の葺き替え作業に使用する「瓦屋槌」などがあります。

ネイルハンマー

ネイルハンマーとは西洋から日本に伝わった釘を打つための金属製ハンマーです。頭部に平らな打撃面と釘抜きを持っているので、釘を打つだけでなく、間違えて打った釘も簡単に抜けます。 さらに頭部の重心が打撃面に寄っているので、釘を打つときに手元がぶれにくく、安定した力で釘を打ち込めます。

片手ハンマー

片手ハンマーは、金属加工に用いるハンマーの一種で、鉄工用ハンマーやボールピンハンマーとも呼ばれます。頭部の一方が平らで、もう一方が球状になっており、平らな面で釘やピンの打ち込み、球状の面で鉄板を曲げたりすることができます。

石頭ハンマー

石頭(せっとう)ハンマーは、セットハンマーとも呼ばれる大きくて重たいハンマーです。 頭部は一方が平らで、もう一方が丸い形をしています。 ハンマーの重さは、だいたい1~2kgぐらいあり、通常のハンマーよりも大きくて打撃も強力なので、タガネを使って石材を割ったり、コンクリートの斫りや鉄筋や釘を打ち込んだりするのに便利です。

板金ハンマー

板金ハンマーは、金属の板を叩いて形を変えたり、表面を整えたりするためのハンマーです。主に自動車や建築の板金作業で使用されます。 板金ハンマーには、ヘッドの形状によって2種類あります。一つは「ならしハンマー」で、打撃面が平らになっています。このハンマーは、板の凹凸を平らにするときに使います。もう一つは「絞りハンマー」で、打撃面に小さな突起があります。このハンマーは、伸びた材料を絞る時に使います。

溶接用ハンマー

溶接用ハンマーは、溶接時に発生するスラグやスパッタを叩いて落とすためのハンマーです。頭部は炭素鋼でできており、片側が平らで反対側が尖っています。柄部はヒッコリーなどの木材でできており、打撃時の衝撃を和らげます。

トンカチ槌

ブロックやレンガに使うトンカチ槌は、レンガ・ブロック・瓦 石材のカット・斫りに適したハンマーです。刃の部分でハツリ、割り作業ができます。頭部は高級炭素鋼やハイス鋼で鍛造され、刃部には超硬合金が付けられているものもあります。柄は木製やパイプ製などがあり、頭部幅は21mmから24mmが一般的です。

仮枠ハンマー

仮枠ハンマーは、コンクリートの型枠を作るときに使用するハンマーです。柄が長くて頭が飛び出しているのが特徴で、高いところや狭いところでも釘を打ちやすくなっています。釘抜きもついているので、型枠を解体するときにも便利です。

電工ハンマー

電工ハンマーは、主に電気工事に使われるハンマーです。ケーブルを固定するのに使用するステップルを打つ際やちょっとした斫りや穴あけ等に使います。最大の特徴は、グリップエンドにM10と三分のボルトナットに使える17mmソケットレンチが付いていることです。

プラスチックハンマー

金属や木材などの素材に傷をつけずに打ち込むことができるハンマーです。頭部がプラスチックでできているか、プラスチックで覆われているものを指します。プラスチックハンマーは、金属部品の組み立てや取り外し、木工作業、自動車やバイクの整備などに用いられます。利点は、打ち込む対象に衝撃を与えつつも、傷や凹みを残さないことです。また、金属ハンマーよりも軽くて持ちやすいというメリットもあります。

ゴムハンマー

ゴムハンマーは、頭部にゴムを使った工具です。金属製のハンマーと違って、対象物に傷をつけにくく、打撃音も金属製のハンマーよりも小さくなります。これらの特徴から、ゴムハンマーは家具の組み立てや木工作業などによく使われます。素材は天然ゴムや合成ゴムなどがあり、色は白色や黒色などがあります。

コンビハンマー

コンビハンマーとは、一方の頭が金槌、もう一方の頭がゴムのように2つの打撃面が異なる素材でできているハンマーです。そのため一つの工具で様々な素材に対応できることできます。また、頭の部分を交換することで、さらに多くの用途に対応でき、家具の組み立てや修理、建築や工作など、幅広い分野に使用することができます。

ショックレスハンマー

ショックレスハンマーとは、ヘッド部分が空洞で、中に小さな鋼球が入っている特殊なハンマーです。打撃すると、鋼球が移動して強い打撃力を発揮しますが、反動や音は少なく、手に負担がかかりません。また、ヘッド部分の素材は柔らかいウレタンやナイロンなどでできているので、相手の素材を傷つけにくいのも特徴です。

木槌

木槌とは、打撃部分が木でできているハンマーのことです。板金や家具の組立てなどさまざまな用途に使われます。頭の直径が100mm以上の大型のものは掛矢と呼ばれ、杭の打ち込みや解体作業に使われます。 木槌は、金属や石などの硬い素材に対しても傷をつけにくいという利点があり、木製の頭は衝撃を吸収しやすく、手に負担がかかりにくいという特徴もあります。

テストハンマー

テストハンマーは点検ハンマーとも呼ばれ、様々な対象物の状態を確認するためのハンマーです。テストハンマーで対象物を叩き、手に感じる振動や聞こえる音で不具合がないかどうかを判断できます。例えば、ボルトやナットが緩んでいないか、タイルやモルタルの浮きがないかなどをチェックできます。また自動車や機械、構造物などの点検作業に広く使われています。

DIYの道具

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